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国の重要文化財に指定された2つの櫓、坤櫓と巽櫓を持つ明石城跡のお堀を隔てて南に、JR明石駅があり。その駅前広場を東西に走る国道2号線南に渡って、次のアーケードのある筋が魚の棚商店街である。
「魚の棚」と書いて「うぉんたな」と読む。 東西250mにわたる商店街の中に百軒以上もの店が軒を連ね、その3分の一が新鮮な魚介を売る魚屋さんだ。 昼網のメイタカレイがトロ箱の中でピチピチと跳ねていた。
春を待つこの時期はいかなごの季節、くぎ煮が旨い。 地方発送承りの旗が賑やかだ。
「○○は如何!安くしとくよ!」の掛け声をよそに、ひとまず端から端まで歩いてチェック。 お目当ての店に戻って、おばさんと掛け合い。
おまけをしてもらって上機嫌、何故か買わなきゃ損をしたような気分にさせられる。 いつ行っても活気にあふれた街である。 |
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通称明石焼、だし汁に漬けて食べるたこ焼と思っていたのですが、明石では何処のお店の看板にも「たこ焼」とは書かれてなく「明石名物玉子焼」と書かれていました。
魚の棚に着いて、まずは玉子焼と商店街の中にある「たこ磯」へ。
一つ食べてみて、これは玉子焼だと思った。蛸が入っていて見た目もたこ焼なんですが、出汁につけて食べてみると蛸の入った茶碗蒸しといった感じ。プリプリの玉子にシコシコの蛸の食感がなんとも美味。 |
一人前6百円で15個は、納得のゆく値段。 蛸の代わりに穴子が入ったのは8百円。 蛸も穴子も入ったのは千円とありました。
明石市内だけでも、この玉子焼の専門店は30軒を越えるそうです。そんな中から数軒を紹介。
【本家きむらや】大正13年からの一番の老舗。秘伝の出汁がしっかりきいたコクのある味。
【松竹】ゴマ油の香ばしい香りがピカ一。玉子が倍入った特別焼は、格別な味わい。
【たこ磯】商店街の中にある。プリプリの蛸が美味。アナゴ入りも味わってみる価値がある。
【よし川】お好み焼店の玉子焼。ふんわりとしたふくよかな味が特徴。
【よこ井】外側がこんがりと焼けて中は茶碗蒸しのようにふんわり、香りが良くて美味。
【こだま】明石タコの美味さは一番。1個が小さめでツルリとお腹に納まる。
いづれも魚の棚商店街を中心に、歩いて数分のところにある。
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