三河武士のエネルギーの源となった
八丁味噌は、
岡崎城から西へ八丁離れた
八丁村(今の八帖町)で造られていた。




八丁蔵通り付近には、工場見学ができる味噌工場が2つある。
そのうちの一つ、約百年前にできた、発酵の場を兼ねた仕込み用の蔵を改装した資料館では、伝統的な味噌造りが、人形を使って再現されている。
 一歩工場の敷地内に足を踏み入れると、大豆の蒸したいい香りが、ぷ〜んとしてくる。
 大豆と塩だけを原料として造られる八丁味噌は「三州味噌」とも呼ばれ、六尺もある仕込み桶に入れ、重石を乗せて味噌蔵の中で3年間熟成させる。
 愛知環状鉄道中岡崎駅西の八帖町には、黒塀囲いの味噌蔵が、熟成を待って並んでいた。