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松阪は、天正16年(1588)、戦国の名将・蒲生氏郷公によって開かれた城下町であり、また当時は伊勢参宮街道や和歌山街道を行き交う旅人でにぎわう宿場町として栄えていました。
蒲生氏郷公の政策と地の利が見事にマッチしたことにより、やがて「松阪商人」といわれる日本でも有数の豪商を数多く生む「商人のまち」としても発展、「松阪」の名のもとに、400年以上前から積み重ねられた歴史と文化が、御城番屋敷界隈には色濃く残り、松阪を誇りに思う人々の暮らしが、今も受け継がれていました。


 槙垣と石畳をはさんで静かに息づく歴史空間 御城番屋敷。ここは江戸末期に松阪城の御城番(警護)をしていた旧紀州藩士が住んだ武家屋敷で、藩士とその家族の住居として文久3年(1863)に建てられ、今もその末裔が住んでおられます。
この美しい町並みは屋敷に住む人たちの愛着心と努力により保存されており、長い年月を経た今日でも住時のままの姿残していました。

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