望楼式五層六階の天守、山陰地方で唯一現存する天守閣で国の重要文化財に指定され、その平面規模は姫路城に次ぐ広さを持つ。屋根の特徴から別名千鳥城と言われ、一・二層が黒塗りの下見板張り、最上階が遠見櫓で望楼式の実戦本意の質素な造りで、桃山時代初期の質実剛健な姿をみせている。鯱(しゃちほこ)は木彫り青銅張りで高さ2mもあり、現存する木造のものでは日本で最大のものらしい。
 極楽山と云われた小高い丘の上に一二三段形式に曲輪を配置し、丘陵の周囲を内堀はめぐり、また宍道湖の水を堀に取り入れ、「水の都松江」とも云われる水を城の防備に取り入れたお城である。
 日本には数多くお城があるが、その中でも際立って美しく、お城ファンにとって、思わずうっとり、そしてカメラのシャッターを夢中になって押してしまうお城である。

     

 カラコロ広場辺りに京店と呼ぶ商店街があり、そこには美味しいものが二つあった。その一つは、鰻。「やくも」というお店。蒲焼の鰻とご飯が無造作にお重に入って出てくるのであるが、その鰻がふわふわでとても美味しかった。
 もう一つは「風月堂」の八雲小倉という和菓子。堀川めぐり船着場の前にある。