博物館
市政記念館
 
 
 
れんがの積み方
 
れんがの積み方には、アメリカ積、ドイツ積、オランダ積などがありますが、日本で最も代表的な積み方はフランス積とイギリス積です。フランス積は横一段に長手面と小口面が交互に並ぶ積み方で、イギリス積は長手面ばかりの段と小口面ばかりの段が交互になる積み方です。イギリス積の方が積み方が簡単で手早く作業ができます。日本では、1880年代半ばまでは、フランス積が盛んでそれ以降はイギリス積が主流になります。舞鶴の赤れんが博物館の建物は、1903年(明治36)に完成したものですが、フランス積が採用されており、その点でも珍しく貴重な建築物といえます。
 
 
長手積

長手のみの段を積み重ねる最も単純な積み方
小口積

小口のみの段を積み重ねる積み方
オランダ積

イギリス積に似ており、一般にはオランダ積を含め、イギリス積と称する
アメリカ積

長手の段3〜5段ごとに小口の段が一段入る